陳述書


ここのところ、陳述書を作成することが続いています。
民事訴訟では、自分の側の証人や当事者の尋問を
申請する際に、陳述書を提出します。
本人や、証人の立場から、
自分の経験したことや
感情を
時系列に書きます。

私は、陳述書を提出する、実際的な意味は、
裁判官に事件全体を理解してもらうことと
当事者としても思いを語ること
だと思っています。
訴状や準備書面では、法律上の要件を考慮します。
このため、本人の思いとしては重要なところでも、
法律上の主張の対象としては、
必ずしも重要でないところは、簡単に書くことになります。
しかし、法律の要件自体ではなくとも、
当事者にとって重要なことを、詳しく書くことで、
なぜ訴訟まで提起したのかがはっきりします。
陳述書で、
事実経過や、詳細な事実を確認することは
訴訟進行上、非常に重要なことです。