固定資産評価審査委員会


東京都の固定資産評価審査委員会の委員を
勤めて、6年目になります。
平成24年度に任期満了になります。
東京都の固定資産評価審査委員会では、
数百件の事件中、3%程度が一部認容になりました。
基本的には、固定資産評価基準に合致した
課税がなされているかについて、判断します。
明らかな事実認定の誤りがある場合は、
審査申出を機会として、
元の課税庁(都税事務所)が、自主的に
再評価を実施して減額することがあります。
固定資産税の対象となる土地、建物は、
都内23区で数百万件あります。
大多数の課税は、適性に
実施されていると思います。
しかし、数が数だけに、
誤りもないとは言えません。
誤りが比較的多いのは、
複合構造建物と、不整形地だと
思います。
もっとも、審査申出する前に、
都税事務所から、課税の根拠の
説明を受けていただくと、良いと思います。