歯科治療(最近のレジン充填)


昨日の夜、左下6番、第一大臼歯の
一部が割れてしましました。
30年くらい前に金パラジウム銀合金の
インレーを充填していた有髄歯です。
舌側のインレーと歯頸部の間が、2次う触のため、
最大横4ミリ×縦3ミリ×深さ2ミリ程度で
破折しました。
破折直後、痛みはありませんでした。
しかし、すぐに治療しないと、
虫歯が急速に大きくなり、
有髄歯のため、ひどい痛みが出る
可能性がありました。
本日朝、人形町の普段定期的に
歯周病の治療を受けいている
大学の同窓生が経営する
歯科医院に電話したところ、
お盆休みとのこと。
中央区の休日診療所も当然休診でした。
そこで、
東京医科歯科大学のとき、出席番号がとなりで、
杉並区に開業している村上昇先生に
電話しました。
www.murakami-shika.jp/hospital.html
幸い、夕方5時から、何とか時間がとれるとのことでした。
「その程度なら、レジンで今日で
 終わるかもしれないね。
 大学時代とは変わっているよ。」
との力強いお話でした。
私は、夕方からの予定をキャンセルして、
新高円寺の村上歯科医院に出かけることにしました。
4時に霞ヶ関での法律相談終了後、
新高円寺の村上歯科医院に直行しました。
まず、パントモX線写真で様子を確認するとのこと。
私の左下6番には、
遠心部に大きな白い透過像があましたが、
その下部に二次象牙質が厚く形成されていて
歯髄腔は小さくなっていました。
また、村上先生は、歯周病等、
口全体の様子を観察している様子でした。
村上先生は、パントモX線写真と
実際の歯の様子を視診触診の上、
麻酔ナシで治療可能と診断しました。
私は、本音では少々怖く思いました。
しかし、村上先生から次のように
説明を受けたので、麻酔ナシでの治療を受けることにしました。
村上先生からは、
最近は私のような高齢者のう触は
無麻酔で治療できること、
レジン充填については、レジンの専門家から
臼歯部も十分に治療ができることについて、
研修を受けていること、
を聞きました。
そして、実際の治療です。
確かに、軟化象牙質を除去する際には、
若干しみました。
しかし、我慢できないほどの強い痛みはなく、
インレー除去
窩洞拡大
軟化象牙質除去
窩洞形成と進みました。
その後、3回に分けて、レジン充填を
してくれました。
後は、レジンを若干削っての
咬合調整、研磨で終了です。
これだけの治療を行って、実質30分余りでした。
実際には、咬合調整まで終了したところで、
村上先生は、他の予約患者さんに、
移り、研磨は勤務歯科医の方が行いました。
その後、痛みはなく、
食事、会話にまったく不自由がありません。
大変に助かりました。
私は、
歯科分野においても、相応の進歩があること、
及びその進歩を患者の利益とするためには、
歯科医の側に相当以上の努力が必要なことが
分かりました。
村上先生始め、歯科医師の方には、
患者の利益のために、
適時に良い治療を実施くださるよう、
よろしくお願いしたいと強く思いました。