犯罪被害者支援研修


2011年6月28日午後6時から、弁護士会での犯罪被害者支援研修に参加してきました。
アメリカ合衆国在住中にレイプ被害に合った大藪順子さん講師でした。
重い被害を受けた人間としての思いをお話しいただくと共に、
弁護士として、何を支援すれば良いのかを考える機会となりました。
私は、弁護士として、日本法でできることを
的確にアドバイスすることが第一だと考えました。
被害を受けたものには、どのような法的権利があるのか、
その権利の行使はどのようにすれば良いのか、
権利行使に伴う様々なコストは何か等のアドバイスです。
また、犯罪被害者の心情は理解するように努力することは必要ですが、
弁護士はカウンセリングの専門家ではないので、心理面には
必要以上に深入りしない方が良いと思いました。
国の最も基本的な役割は、安全の確保です。
国は、安全の確保ができなかったために
重い犯罪の被害者になってしまった人に対し、
権利回復のための支援をする必要があると思いました。