原子力被害損害賠償


主として福島からの避難者を対象とした
相談会に行って来ました。
akabekoproject.com/2012/03/akabeko-tokyokokusaiforum-open.html
毎度、原子力被害の法律相談に行くと、
生活の基盤を壊された被害の大きさと、
生活再建を短期に実現できないことの
大変さを感じます。
東電が賠償するべきことは確かでも、
損害賠償制度は、
手続きの煩雑で
金銭による原状回復が原則で、
生活再建までを目的とはしていない制度で、
賠償金額が容易に決まりません。
原子力損害のような、
大量の被害者が出た事故を、
損害賠償制度を適用することが良いのか、
疑問が残ります。
立法的解決が必要と思います。
立法的な定型的解決に
満足行かない個別的な事情を回復することが
司法の役割のように思いました。
ADR制度は、簡易な解決制度のはずです。
しかし、時間がかかりすぎ、
金額が低いのではないかと思います。
生活再建のための立法を求めるには、
被害者からのさらなる市民運動が必要だと思いました。