東電に対する損害賠償請求の和解


東京電力が原子力損害賠償紛争解決センターの和解案を
最終的に受諾しました。
東京電力は、原子力損害賠償紛争解決センターの和解案を尊重すると
述べつつ、今後の増額請求を拒否する等、主要な部分に異論
を唱えていました。
しかし、今回、原子力損害賠償紛争解決センターの和解案を受け入れました。
関係者が、被害者の救済のため、よく努力したと思います。
原子力発電を今後も使用するか否かの立場にかかわらず、
現状発生している損害や、今後発生することが確実な損害は、
早期に適切に賠償されるべきだと思います。
この立場からは、やっと賠償されたのか、と感じます。
金額もまだ十分とはいえないと思います。

headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120227-00001004-yom-soci

東電、避難者と家屋など賠償2312万円で和解
読売新聞 2月27日(月)21時45分配信
 東京電力福島第一原発事故の賠償問題で、東京電力が27日、政府の原子力損害賠償紛争解決センターが警戒区域から避難した男性の家屋や家財などの損害として総額約2312万円を支払うよう求めた和解案を受け入れたことがわかった。
 男性の弁護団が明らかにした。家屋や家財の賠償に関する東電との和解が成立するのは初めて。今回の和解が基準となり、難航する不動産の賠償が加速する可能性もある。
 同センターに和解の仲介を申し立てていたのは、警戒区域内の福島県大熊町から東京都内に避難している佐藤龍三さん(72)夫妻。同町の木造2階建て家屋の損害など2人で計約4500万円の賠償を求めていた。
 弁護団によると、和解の主な柱は、〈1〉約13年前に約2120万円で建てた家屋の損害が約1339万7000円〈2〉夫妻の昨年3月~11月の慰謝料を各142万円に増額〈3〉不動産や家財、慰謝料などは追加請求を認める〈4〉支払い済みの仮払い補償金は和解金から控除しない――などという。
最終更新:2月27日(月)21時45分